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野の花図鑑

ら・わ行・・・の花

ラショウモンカズラ (羅生門葛)  シソ科 

花期:春

 

長さが 45 センチもある大きな花の形を,京都の羅生門で渡辺綱が
鬼退治をしたときに切り落とした鬼の腕に見立てた名前です。

そういわれればちょっと不気味な形ですね。
 

山地の林の中などに生える多年草です。

リシリヒナゲシ  (利尻雛芥子)   ケシ科  ケシ属

リシリヒナゲシは北海道の利尻島利尻岳の山頂付近の岩礫地に特産する多年草。

ロゼットをつくり、全体に荒い毛が生える。葉は根生し細かく分かれ、
葉柄を含めて長さ
15cm程度。

初夏に花茎を20cmほど立ち上げ、1花を頂生する。
高山植物の花は心引かれるものが多いが、ヒシリヒナゲシはまた格別である。

透き通るような黄色の花弁が美しく、利尻島を代表する花となっている。
 

ケシの花といえば、帰化植物のナガミヒナゲシが思い当たる。

日本に自生するケシ属はヒシリヒナゲシのみであり、千島列島にチシマヒナゲシなど
近縁な種が分布している。

リョウブ  (令法)   リョウブ科   リョウブ属

リョウブは北海道南部から九州、朝鮮に分布する落葉の高木。リョウブ属の植物は、

世界では64種ほど知られているとの事であるが、日本では111種の親戚縁者のいない,
さびしい植物である。

明るい二次林の谷筋などに多い。初夏に房状の花序をつける。蜜をたくさん出すようで,
吸蜜に訪れる昆虫は多い。

樹皮が薄くはがれて幹は滑らかであり,「さるすべり」とよぶ地方もある。
リョウブは伐採にもよく耐えて萌芽する。山道では何度も刈り取られて低木状になっているものも多い。

リンネソウ (リンネ草) スイカズラ科

分布:北海道、本州(北部)
場所:亜高山の針葉樹林下

花の時期:6−7月
花の色:白〜淡紅色

草丈:5−10cm、常緑の小低木。
花柄は上部で2つに分枝し茎頂に2個下向きの花を付ける。
葉:卵円形、円頭。少し鋸歯がある。表に短毛が粗生する。

特徴等:2つに分枝した先に下向きの花をつける。

レイジンソウ  (伶人草)   キンポウゲ科 トリカブト属

山地の林縁、林中に生える多年草で、高さは30〜80センチ。

根生葉は長柄があり腎円形、5〜7中裂し、裂片はさらに浅裂する。
花序は総状に3〜15花を付ける。花は長さ3センチほど、花柄には開出毛がある。

花期は8〜10月。関東地方以西、四国、九州に分布する。

レイジンの名は、伶人(雅楽の奏者)が正式行事のときに被る
兜の形がこの花に似るので、付いた。

レブンウスユキソウ  (礼文薄雪草)  キク科  ウスユキソウ属


花期 7?9月

薄雪草(ウスユキソウ)は淡白色の葉を薄く積もった雪にたとえたもの。
エゾウスユキソウともいい、礼文町の「町花」に指定されております。 

気高さと可憐さをあわせもつ高山植物のプリンセスです。

日本のウスユキソウ属はウスユキソウ、エゾウスユキソウ、
ハヤチネウスユキソウ、ミヤマウスユキソウ、ヒメウスユキソウの5種があり、

アルプスのエーデルワイスも同じ仲間です。

レブンキンバイソウ  (礼文金杯草)  キンポウゲ科  キンバイソウ属  


特徴
 草丈40〜80cmの多年草。
 北海道に分布するこの属のチシマノキンバイソウに似るが、葉の欠刻はより深く鋭い。
 橙黄花も萼片は5〜13枚と多く、明らかに花弁は雄
しべより長い点が異なる。

分布・生育地
 北海道(礼文島)(固有) 草原

レブンソウ  (礼文草)  マメ科  オヤマノエンドウ属

花期: 6〜7月

特徴: 
草丈10〜20cmの多年草。株を作って分枝し、全体に毛が多く、葉は根元に集まり、

奇数羽状複葉で小葉は17〜23個。長楕円形〜長卵形で長さ1〜2cm。
花は10〜20cmの花茎を伸ばし、総状花序に10個前後つける。

花冠は紅紫色で長さ約2cm。豆果は狭卵形で長さ約2cm、かなりふくらむ。

分布・生育地: 北海道(礼文島)(固有)  海岸近くの礫地や草地


レブンハナシノブ   (礼文花忍  ハナシノブ科  ハナシノブ属

    

草原に生え、葉は奇数羽状複葉。
    

花は茎先にまとまってつき、青紫色で直径2cmほど。

レンギョウ  (連翹)  モクセイ科 
 

花期:春

モクセイ科の落葉低木で春先に葉に先立ち黄色の花をつける。中国原産。

レンゲショウマ  (蓮華升麻)  キンポウゲ科

レンゲショウマは日本特産の1属1種の多年草で、
本州の太平洋側の温暖な地帯に分布している。

好んで自生するのは、湿り気のある林の中や木陰である。花の盛りは8月後半だ。

レンゲツツジ  (蓮華躑躅)  ツツジ科

レンゲツツジは湿原や草地、明るい二次林などに生育する落葉の低木。
春にオレンジ色の美しい花を咲かせる。

花も含め全木に毒性の強いグラヤノトキシン、ロードヤポニンが含まれており、

食すと腹痛、嘔吐、下痢、全身痙攣から呼吸麻痺に至るというおっかない木です。

野の花図鑑

ら行・・・終

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わ行・・・の花

ワスレナグサ(勿忘草)  ムラサキ科   ワスレナグサ属


別名:ミオソチス
花期:春〜夏

一般名:ワスレナグサ(忘れな草、勿忘草)
原産地:ヨーロッパ
草丈:
2030cm(矮小種)50cm 
開花期:
47月 
花径:
0.5cm 花序形:単出集散花序 
花色:青紫・桃・白 葉長:
25cm

ワレモコウ  (吾亦紅)  バラ科  

花期:秋

日本の山野でごく普通に見られる植物で、冬は地上部が枯れて根の状態で
越し春に再び芽を出して生長する多年草です。

夏から秋にかけて茎の先端に小花がたくさん集まって卵形を成した花穂を付けます。

花は渋い赤色、花びらに見える部分は萼(がく)で花びらは退化しています。

小花を穂状に付ける植物の場合、下から先端へ向かって咲き進むものが多いですが、

ワレモコウの場合先端から下に向かって咲き進んでいき、このような咲き方を
「有限花序(ゆうげんかじょ)」といいます。

草丈は70cm-1m葉はだ円形でフチにはギザギザがあります

野の花図鑑

わ行・・・終

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